公務員宿舎跡地 松代5-15,5-16の様子(2019.6撮影)

2019年6月に解体が開始されていた元公務員宿舎跡地、元国有地の松代5-15周辺の様子です。

これまでの国有地売却の際のつくば市が策定した地区計画には、

地区内に存する樹木の保全・活用に努める。“という文言がありますが、

ほとんど実行されているケースがないようです。

解体時には残していた敷地内の樹木も、最終的にはすべて伐採されて更地となりました。


本来は地区計画の目標に書かれているように

”(略) 市が策定した研究学園地区まちづくりビジョンによるまちづくりの方針に基づき,これまでに培われた緑豊かなゆとりある都市環境を継承し,魅力ある都市環境の形成を図ることを目標とする。”

単に更地にして碁盤目に切って分譲というのが、現在の事業者の活用法ですが、この目標が守られるようせめて緑化率、生垣等の要求水準を高くする必要があると考えられます。


つくば市松代5-15 売却時の情報

(関東財務局 第102回期間入札結果HPより)

宅地 25,399.76㎡

建物(共同住宅)363.66/2,881.66

応札者数 3

契約日 H31.3.22 

売却額 1,348,000,000円(13.48億円)

業種 不動産業

用途地域・建蔽率・容積率 市街化区域 一種中高 60/200

備考 工作物一式  立木竹4,110本

歩道を挟んで南側の松代5-16の様子です。

期間一般競争入札では一度入札が0で不調となりましたが、2回目となる令和元年度第1回入札では2社が入札し落札となりました。

今後ほかの国有地と同様に解体ののちに、この場所についても戸建て分譲地となると思われます。緑化率等地区計画が遵守されているかチェックしていく必要があります。

つくば市松代5-16 売却時の情報

(関東財務局 令和元年度第一回期間入札結果HPより)

宅地 36,181.46㎡

建物(共同住宅)503.79/1,963.98㎡

応札者数 2

契約日 R1.7.19

売却額 1,105,000,001円(約11.05億円)

業種 不動産業

用途地域・建蔽率・容積率 市街化区域 一種中高 60/200

備考 工作物一式  立木竹4,860本

つくば中心市街地を考える会

つくば中心市街地は、つくば駅周辺の公園・緑が多くゆとりのある配置など独自の特徴=つくばらしさを持つ地域です。 現在、公務員宿舎の大量廃止、筑波西武閉店、つくばクレオの売却等大きく街が変わろうとしています。 私達「つくば中心市街地を考える会」では、つくば中心市街地の現状と直面する課題、今後の理想的な発展に向けてどのような対策が可能かを提案していきます。

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